COLORFUL(カラフル)ふぇすた@川口市の開催報告です。アンケートにご協力頂いた方々に、色んなお話を伺うことができ、私自身もとても勉強になりましたし、楽しい時間を過ごすことができました。
「10か月間の育休中です」という若い男性とそのご家族、「軍国主義で育ったので男が育児という発想はない」という80代の男性、「自分が子育てしていた時代には、育休自体がなかった」という女性、「男は仕事が大事。自分も取ってほしいとは思わなかったし、息子にも休んで欲しくない」というご年配の女性、「大人になって子供が生まれたら、育児のためにお休みを取りたい」という男子小学生。「子供を持つ予定はないけれども、もし子育てをすることになったら・・」という仮定で答えてくださった方。
男女共同参画のイベントという場所で、反対の意思表明はしにくかったと思いますが、賛成できない理由を率直に教えてくださった方も少なくはありませんでした。率直なご意見を、ありがとうございました。
生まれ育った時代背景によって、価値観は変化します。仕事に邁進したい人や、ご家庭もあると思います。男性だから仕事・女性だから育児という役割にとらわれず、多様な選択肢が選べる環境・制度があり、不利益を受けることなく選択できる社会になればと思います。
偶然にもこの日、「育児休業給付金」の引き上げに関する報道が出ました。育休中は、賃金の最大67%が給付されるのですが、それを80%まで引き上げる案が検討に入ったそうです。育休取得前と同水準の給付金を受け取れるようにすることで、男性の育休取得のハードルを下げる狙いなのだとか。タイムリー!
育休給付金引き上げ検討、賃金の最大8割案 政府:日本経済新聞 https://t.co/VwT9Kc2Pyu
— Yuko Miyata (@miyatau) February 9, 2020
男性の育休取得アンケートを取りながら、たくさんの方とお話しさせていただいたのですが、「育休を取得したい(して欲しいが)、収入が減るのは避けたい」というご意見もありました。給付率引き上げが実現し、希望する人が経済的な心配をせずに、安心して育休取得できる社会になりますように。