流産を繰り返す夫婦に有効な治療法「テンダー・ラビング・ケア」

流産を繰り返す習慣流産、そのカップルの治療法として、「テンダーラビングケア」が注目されています。 「テンダーラビングケア(TLC=Tender loving Care)」とは、「優しい愛のケア」というような意味で、医療の専門用語の一つだそうです。

2006年に、ヨーロッパ生殖医学会の専門誌に掲載された「習慣流産の検査や治療についてのガイドライン」によると、習慣流産の夫婦に施されるべき確立された治療法は「テンダー・ラビング・ケア」だけだったそうです。もちろん、喫煙やダイエット、飲酒についてのアドバイスも有効で必要なこととしています。

1984年にスウェーデンの研究チームが発表した論文によると、(原因のあるカップルには適切な治療をした上で)TLCを受けなかったグループでは33%に対し、TLCを受けたグループでは86%のカップルが出産したのだそうです。

上記記事を紹介していたサイトでは、TLCが物語るのは、もしも強いストレスを受けたとしても、「パートナーや周りの人との愛情のある関係の中で、安定した気持ちを取り戻すことができる」ということではないか、と書かれていました。

詳細は、下記記事をどうぞ。
http://www.akanbou.com/steps/step4/03.html
*不妊治療サイト「妊娠しやすいカラダづくり」。コンテンツのソースは、医学論文と専門医や専門家へのインタビュー。


妊娠期は、ホルモンの関係で気持ちが不安定になることもあります。また、2015年に連合が行った調査によると、妊娠が分かった働く女性の55.9%の女性が、仕事や生き方・家計への「不安を感じた」と答えています。産後の女性の就業継続率が低い日本では、子どものいる生活への喜びと当時に、自分の将来に不安を抱くのは特別な事ではありません。

仕事で真面目に頑張ってきた女性ほど、周囲に頼らず自分の努力で解決しようとしがちですが、妊娠・出産・子育て期は、周囲のサポートを上手に得ることが必要なステージです。不安や悩みを1人で抱えこまずに、パートナーや先輩ママ・専門家に上手に頼り、安心で安定した環境を整える「助走期間」だと考えて頂けるといいなと思います。

マタハラ(育児期含め)について知りたい方は、こちらもどうぞ。

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