2017年6月4日、川口保育問題協議会主催の記念講演「すこやかに育て子どもたち~子育てしやすい職場ですか?~」に、登壇いたしました。
保育園児の保護者と保育士さんを対象に、妊娠中・復職後の職場での働き方について、マタハラを軸にお話させていただきました。働きながら妊娠・出産・育児をする女性を守る法律や制度、また、マタハラを未然に防ぐための職場との上手な交渉方法、そして、「マタハラかもしれない」と思った時の、相談支援機関の利用方法などを紹介させていただきました。
アンケートの感想は、以下の通りです。
感想(一部抜粋)
・マタハラは 妊娠中のみならず、子供を産んで職場復帰してからも関係してると知り、とても勉強になりました。まだまだ自分の職場で周知されていない事項が沢山あるので、職場のみんなで 少しずつ共有し、子育てしながらも働きやすい職場になるようにしないといけないと思った。相談する窓口まで教えてもらい、とても良かった。
・2017年1月1日から法律が変わったことなど、マタハラについてちゃんと知る機会がなかったので、貴重なお話が聞けて良かったです。自分が我慢すれば…と泣き寝入りせず、我が子も含め自分の後に続く人のためにも、おかしいことは改善していこうという講師からのメッセージが心に残りました。(日本は妊娠についての知識が他の国に比べて乏しいというのは、日本が性教育が遅れている影響なのかな?と思ったりしました。)
・マタハラが育児勤務者の事も含まってるとは知りませんでした。性教育についても、どうしたら良いのか、悩むところですね。最終的には全てが繋がってるような気がしました。
・私自身は、二人目妊娠時に育休を頂けずに退職をせざるを得ませんでした。上の子が保育所に在籍をしており、働く予定でしたので、産後すぐに就活、下の子は一年間無認可園に通い、二園送迎をしていました。なので、今日の講演会も人ごとではない気持ちで聴いていました。少しずつでも、子育てしやすい社会と理解が増えていくとよいですね。そのためにも声は上げて行かなければいけないのだと思いました。本当に良い勉強をさせて頂いたと思います。ありがとうございました。
・マタハラの認識を合わせるにはわかりやすい会でした、3つのテーマのどれをメインに話しましょうか?と迫られましたが、全部しっかり聞きたい位に興味ある内容でした。マタハラかもしれないと思った時の相談機関の使い分け一覧の資料を見せて頂きましたが、それでは一般的な市役所などから出してるインフォメーションと同じです。今回のような会でないと聞けない裏技(?)に、質問無しでも教えてもらえると、ママ達もわかりやすいかと思いました。
・マタハラを訴えた後の職場環境が一番気になるところで、そこが気になるから、言えないのが本音かと思います。保護者側の講演会であるならば、例えば、訴えた後の人のケアをどんな形で企業が行なってくれたから交渉がうまく成立した、などの事例があると勇気も出るかと思います。訴えることは、勇気がいるデリケートな問題なので、そこがネックですよね?それゆえ、交渉術のポイントが書いてあるシートは非常に分かりやすく、また弁護士さん方の監修済、という言葉も安心しました。
■マタハラ防止セミナー(当事者向け)とは■
妊婦さんや、妊娠・出産後の働き方について考えたい女性を対象とした講座です。
4人に1人が被害を受けたことがあるという「マタニティー・ハラスメント」。妊娠中・出産後・子育て期間中の女性がどのような法律や制度で権利を保護されているかを知り、職場への働きかけ方を学びます。「知らなかった!」と後悔することなく、妊娠中・産後のキャリアを納得して選択するために必要な、知識とスキルをお伝えします。詳細は、こちら。
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