1人目育児期の孤独とは

「今思うと、このころが一番かわいかったけど、でも一番孤独な時期だった」

カフェで隣から聞こえてきた声の方向を見ると、
写真を見ながら語り合う2人組の女性。50代位だろうか。

「毎日話をする相手もいなくて、社会から断絶されたような気持になって、
私、焦って新聞を必死に読んでたわ」

「働いていたころは、朝と晩しか家にいないから、近所には誰も知り合いがいないし。
本当に孤独だった。だから追い詰められちゃうのよね」
d3588b1bc98daa3c67306412ae480e9c_m

もう20年近くたつのに、状況は今もあまり変わっていないんだな。

「でも、二人目は、自分の中に経験値があるからずいぶん楽になるのよね。
1人目の育児の頃が、一番孤独だった」
「3人目なんて、このまま歩かなくていい、大きくならなくていい、
こうしてずーっと眺めていたいと思ってた」

そんな会話が続いた。2人目3人目と育児は楽になる。
これもまた変わらぬ事実なのかもしれない。

a0fb1057f89f304fdd3c75dbc0a874cc_m

1人目育児期の孤独感。
思い出すだけで涙が出そうになるほど辛くなった時期が、私にもある。

SOSを発信した私を支えてくれたのは夫だった。
一度も利用したことのないフレックス制度を利用して、16時に退勤し、
私がカフェで一人で過ごせる時間を作ってくれた。

それは、数日だったけれども、
あの時期を機に強烈な孤独感は底を打ち、
めきめきと回復していったことを覚えている。

あの時、夫に「仕事が忙しいから」と言って
SOSを無視されていたら、私たち家族はどうなっていたのだろう。
子どもは果たして生きていただろうかとさえ、思うことがある。

1人目の育児に夫が協力的な家庭では、
第2子以降を授かる率が高いというデータがある。

MH900409516

子育て支援施設や、保健センター、ママ友サークルなど、
孤独を軽減するための施設は少なくはない。

それでも、夫にも、子育て中の母に寄り添ってほしい。

核家族化する現代において、
子どもの成長を一緒に見つめ、不安や喜びを共有していきたい
子育てのパートナーは夫なのだろうから。

夫は仕事で忙しくあてにできないからと諦め
「夫は死んだものと思っている。」という母親は少なくないと聞く。
そう思わないと、辛くてやっていけないからだ。

男性の役割を、家族の生活のために働き、収入を得ることだけに見出すのではなく、
家庭で過ごす時間の中に見出しても、肩身の狭い思いをしなくてすむ社会になるといいな。

母親でも父親でも、家族のケアも仕事も両方大切にしたい、
という気持ちがあるなら、大事にできる環境を育てていこう。
家族の幸せのために、どちらも必要なのだから。

Girl Holding Plant

 

 

関連記事

  1. 仕事と育児の両立を目指すママのための鑑賞会(1)@国立近代美術館

  2. いよいよ開催!COLORFULふぇすた~男女共同参画イベント~

  3. おしえて、ママのひみつ

  4. 豆まきと恵方巻、どちらが先か。

  5. 「仕事と育児の両立を目指すママのための鑑賞会(2)ベビーも大興奮!な岡…

  6. 明けましておめでとうございます☆未年のキーワードは「家族」

  7. 【開催報告】もしもわが子が性的マイノリティーだったら

  8. 「仕事と育児の両立を目指すママのための鑑賞会(3)現代アートとの向き合…

コメント

  • コメント (0)

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


PAGE TOP