野村浩子さん(淑徳大学教授・元日経ウーマン編集長)にグループインタビューを受け、下記の「女性に伝えたい 未来が変わる働き方」に、掲載頂きました。
「女性に伝えたい 未来が変わる働き方」 著者:野村浩子
女性の働き方に関するデータ・多くの女性のリアルな声がふんだんに盛り込まれた一冊。野村さんのご著書にはいつも、最新トピックと深い洞察の根底に、働く女性を応援し見守る、あたたかな眼差しを感じます。具体的なノウハウを書いて直接的な言葉で励ますのではなく、膨大な調査を重ねて紹介しながら、「こんな風に懸命に生きている女性達がいます。だから決して、あなたは一人ではありません。でも、どう生きるか決めるのはあなた自身なのです。私達と一緒に歩みを進めて行きましょう」と語りかけられているような読後感があり、ちょっと頑張ってみようかなという気持ちになるのは、私だけでしょうか。
本の帯に書かれた「対話力で環境は変わる」という一言が、個人的には刺さりました。
取材時は、臨月ママ含む3名の現役ワーママとのグループインタビュ-だったのですが、今こうして振り返ると、そこで共通して語られていたのは「対話を通して環境を変えた経験」だったからです。家庭や職場で、不遇を嘆いて諦めたりすることなく、かといって自己主張ばかりするのでもなく、漠然とした不安に右往左往したり、ワガママなのだろうかと迷ったりしながら、対話を通して自分が本当に大切にしたい生き方を探り続け、自分が大切に思うことを大切にできるキャリアを切り開いていったリアルな事例が紹介されています。
彼女たちが、両立に悩み葛藤しながら起こした行動に、現状を打破するヒントを得る方は、きっと少なくないのではないかなと思います。
長時間労働型の夫とのパートナーシップ・マミートラックなど、現代の共働き家庭の多くが抱えているであろう課題を、どう乗り越えていったのか、興味のある方は、ぜひご一読くださいませ。もちろん、その他の箇所も、ヒントが盛りだくさんですし、組織の管理職・キャリアコンサルタント・女性活躍推進に携わる方にとっても、勉強になる事間違いなしですよ。
下記の連載記事内でも上記書籍内容が一部紹介されていますので、興味のある方はどうぞ。
日経ビジネスオンライン「ここが間違い、女性の攻め方」
http://business.nikkeibp.co.jp/article/person/20140325/261746/?rt=nocnt
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